崔元鎔教授は太陽光転換の中核素材である光触媒技術の開発に専念し、光触媒開発及び光触媒のエネルギー・環境応用技術開発を統合的に遂行してきた。主に金属酸化物基盤の光触媒と炭素窒化物基盤の光触媒を様々な方法で製造及び改質してこれをエネルギーと環境問題に同時に適用する応用技術開発を体系的に遂行し、この分野研究のグローバルリーダーとして認められている。
特に、崔教授は環境機能性光触媒素材技術で注目すべき業績を成し遂げ、可視光線の下でもOHラジカルを生成させ有機汚染物質の分解能を画期的に増大させた環境浄化用可視光触媒の開発、様々な光触媒改質及び効率向上方法の開発、空気浄化用の酸化チタニウムのナノチューブ光触媒フィルターの開発、水と空気だけを原料として過酸化水素を生産する光合成技術の開発など関連分野の研究と技術開発に集中してきた。
崔教授はこれまでSCI論文375編、総被引用数約57,800回、H-index 111(WOS)、第一著者/交信著者論文合計248編、総被引用数約30,000回、論文当たり平均被引用数121回に至るなど関連分野の研究と研究者に多大な影響を及ぼした。
また、 2019年から5年連続にClarivate Analytics選定「世界最高峰の研究者(Highly Cited Researcher)」に選ばれた世界的な工学者である。このような光触媒研究の専門性とグローバルリーダーシップを認められ、韓国人として初、なおかつ唯一のACSジャーナル総括編集長として活動し、2024年全米技術アカデミーの国際会員に選ばれるなど韓国科学技術界の地位を高めている。