韓国東レ科学振興財団第6回科学技術賞に長榮太・文柱昊教授、賞金各1億ウォン
2023. 09. 05
韓国東レ科学振興財団(理事長 李泳官)が第6回韓国東レ科学技術賞受賞者として化学及び材料基礎分野にPOSTECHの長榮太教授、応用分野に延世大学の文柱昊教授を選定し、それぞれ1億ウォンの賞金と賞牌を授与する 。
長榮太教授は生有機化学分野で生理活性分子のターゲットタンパク質を究明し、「蛍光ライブラリー」を活用、生きている細胞を区分するセンサーとプローブを開発することで疾病診断及び治療研究に大きく貢献した業績であると評価された。
文柱昊教授は太陽光素子に基づいた低費用・高効率のグリーン水素生産システムを具現し、システムの実用化に向けた源泉技術開発でエネルギー市場での国家競争力を高めるかつ関連技術を産業界に移転するなど優れた業績を認められた。
また、韓国東レフェローシップの受賞者へ創意的研究に挑戦する新進科学者5名を選定し、これから3年間1億5千万ウォンの研究費をそれぞれ支援する。
フェールシップ基礎分野には漢陽大学化学科の金ドゥリ教授、POSTECH化学科の金玹佑教授、応用分野にはUNISTエネルギー化学工学科の具江姫教授、POSTECH新素材工学科の⾦娟秀教授、 西江大学化工生命工学科の柳在建教授など全部で5名を授賞、従来に比べ1名を増員することで研究環境助成に寄与している。
特に、今回の授賞式ではこれまでの受賞者6名の研究成果を発表する学術シンポジウムを開催し、化学及び材料分野で新しい発想と実用的接近を共有、討論を行う場を設けることで関連学問と技術発展に向けて努力する計画である。授賞式は10月25日に開催される予定である。
韓国東レ科学振興財団は授賞以外も毎年理工系大学生30名へ奨学金を支援するなど次世代人材育成に向けて努力している。