第2回韓国東レ科学振興財団の授賞式開催、化学及び材料分野の発展に寄与
2019. 11. 01
韓国東レ科学振興財団が第2回科学技術賞及び研究基金授賞式を10月31日ソウルにある全経連会館コンファレンスセンターで開催した。
この日、授賞式には日覺昭寛東レ社長をはじめ、ユ・ヨンミン元科学技術情報通信部長官、ハン・ミング韓国科学技術翰林院院長、リ・ヨンム賞運営委員長、西永知史在韓日本国大使館経済公使、大学教授及び高校生など約200名が出席した。
科学技術賞では、基礎分野にユン・ジュヨン梨花女子大学碩座教授、応用分野にリ・ドゥソン成均館大学生座教授を選定、それぞれ賞金1億ウォンと賞牌を受けた。
研究基金では、基礎分野にはキム・ヒジン高麗大学教授とパク・ジョンウォンソウル大学教授、応用分野にはキム・ボムジュンKAIST教授、キム・ジョン仁川大学教授の計4チームが選定され、毎年研究費として5千万ウォンを3年間支援される。
日覺昭寛東レ社長は関係の辞で、韓国東レ科学振興財団が韓国の科学技術振興と人材育成に寄与し、ひいては日韓の理解と協力強化にも寄与することを期待すると述べた。
また、ユ・ヨンミン元長官は祝辞にて、様々な社会問題の解決と変化対応に向けた科学技術人たちの努力と時代的役割を強調し、韓国科学技術の発展と人類の生活に貢献する財団に成長してほしいと頼んだ。
授賞に続き、細野秀雄東京工業大学栄誉教授が、既存素材の限界を超えて持続可能な社会に寄与する新素材の影響力にたいする講演を開き、聴衆から大きな反響を得た。
一方、東レ科学振興財団は毎年科学技術賞と研究基金を公募、生涯における卓越した業績と創意性を中心に審査する。昨年を含んで科学技術賞では4名を選定しており、研究基金は8チームを支援している。