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韓国東レ科学振興財団第7回科学技術賞に李弼鎬・崔元鎔教授、賞金各1億ウォン

2024. 09. 03

 

韓国東レ科学振興財団(理事長 李泳官)が第7回韓国東レ科学技術賞受賞者で化学及び材料の基礎分野に江原大学化学科の李弼鎬教授を、応用分野では韓国エネルギー工科大学エネルギー工学部の崔元鎔教授を選定し、各1億ウォンの賞金を授与する。

 

李弼鎬教授は世界初のブフナー反応を非ベンゼノイド化合物領域まで拡張することで選択的合成に対する新しい戦略を提示し世界的注目を集めた。また、触媒有機反応分野の学術発展をリードし韓国の基礎科学及び精密化学の成長に寄与した業績を認められた。

 

崔元鎔教授は可視光触媒、光触媒表面の改質法など新しい形態の環境機能性光触媒の素材技術開発で世界的な成果を成し遂げ2019年から5年連続「世界で最も影響力のある研究者」に選定されるなど韓国科学界の格を上げた業績を高く評価された。

 

また、韓国東レフェローシップの受賞者に新進科学者5名を選定し、3年間1億5千万ウォンの研究費をそれぞれ支援する。

 

受賞者は基礎分野に成均館大学化学科の裵漢容教授、釜山大学化学科の崔廷模教授、応用分野にはソウル大学応用バイオ工学科の金楨珉教授、GIST新素材工学部の金虎凡教授、高麗大学新素材工学部の南大鉉教授が選定された。

 

韓国東レ科学技術賞及びフェローシップは今年の4月から6月まで候補者を公募した後、厳格な審査過程を経て受賞者を選定し、授賞式は10月22日に開催される予定である。

 

韓国東レ科学振興財団は韓国の科学技術の発展のために設立した公益法人で、これまで科学技術賞12名を授賞し、フェローシップ25名へ総額30億ウォンの研究費を支援し、理工系大学生約200名に奨学金を支援している。