基礎分野
両性窒素-ヘテロ環状カルベンを基盤とする
高効率オレフィン複分解の触媒開発
李恩星 教授
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所属
ソウル大学 化学部
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E-Mail
eunsung@snu.ac.kr
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受賞業績
李恩星教授は、従来の求核性窒素-ヘテロ環状カルベン(N-heterocyclic carbine、以下NHC)研究の限界を超え、両性NHCが導入されたオレフィン複分解触媒の合成及び反応性を研究し、両性NHCを基盤とする初めての鉄ベースのオレフィン複分解触媒を開発することを目指している。
研究目標は様々な両性カルベンのRuthenium Complex合成とオレフィン複分解反応性研究を経て進歩した両性NHCに拡張し、最終的に鉄をベースとするオレフィンの複分解触媒を開発することである。
従来のオレフィン複分解触媒のデメリットを克服した触媒で、様々な応用分野での開発ができ、未来の触媒化学市場で次世代オレフィン複分解の触媒開発の源泉技術を先取りできると期待される。また、新しい両性NHCの設計‐合成‐分析を通じて世界的に同分野の研究をリードすることで、韓国の化学研究の存在感を高められると予想される。
NHCの開発は今後、様々な分野に拡大される余地が多く、韓国の有機金属触媒研究の発展は必ず必要だと判断される。
Message
私たちの研究は「錬金術」だ